足の静脈エコー検査
静脈のコブが大きいと重症というわけではありません。重症になり皮膚が固くなるとコブが縮んでしまい見ただけでは下肢静脈瘤と診断できないものもあります。したがって、専門的な検査は必須です。最も重要な検査は「足の静脈エコー検査」です。静脈の流れをリアルタイムで見ることができるので、血栓でつまっていないか、血液が逆流していないかが即座に分かります。太さや深さも分かるので治療計画も細かく立てることができます。
こちらの検査は保険適応となります
APG(空気容積脈波検査)
空気を入れたビニール袋を足に巻いて行う検査です。最初にベッドに横たわり、合図で片足立ちしていただいたり、両足でつま先運動をしながら色々な数値を測定するものです。 主に重要な数値はVFI(Venous Filling Index)で、血液逆流のスピードを示します。重症な方ほど数値が高くなります。その他、静脈の血液を心臓方向に、くみ上げる機能も数値で示すことができます。特に、治療の前後で数値を比較することで、治療の効果を知ることができます。治療後の長期的なフォローにも用いることができ、万一再発してきた場合も早期発見に役立つ場合があります。
こちらの検査は保険適応となります
PPG(光電脈波検査)
座った状態で、電極を両足首の上に装着し、かかとを上げたり、下げたりの運動を10回行い、数値を測定いたします。この運動によってくみ上がった血液が再び足の方に戻ってくる時間(秒)を測定しています。重症な方ほど血液がすぐに戻ってくるので、数値は小さくなります。特に、治療の前後で数値を比較することで、治療の効果を知ることができます。治療後の長期的なフォローにも用いることができ、万一再発してきた場合も早期発見に役立つ場合があります。
こちらの検査は保険適応となります